京都の楽しい夏祭り2023!屋台も出る有名イベント【デートにおすすめ】

京都と言えば、古都の風情を今に伝える『京都三大祭』など、世界的に見ても有名なお祭りがたくさんあります。

しかし、その中には例えば時代祭など、屋台がたくさん出て賑わうというよりは、伝統芸能を鑑賞することに主眼を置いた祭りもありますね。

伝統的なお祭りももちろん楽しいのですが、夏祭りらしいお祭りを想像してデートプランを組むと、『思ってたのと違ったね』となってしまうかもしれません。

そこで今回は、いわゆる屋台が出たり、私たちが実際に参加して楽しめるような、『楽しい夏祭り』『思い出に残るイベント』をテーマにご紹介したいと思います。

 1.下鴨神社 御手洗祭(足つけ神事)について 

まず始めに下鴨神社の御手洗祭について紹介します。この祭りは、毎年8月下旬に開催され、その名の通り、神聖な御手洗川で足をつける神事が行われます。

文字通り本当に靴下を脱いで裸足になり、冷たい川の中にじゃぶじゃぶと浸かります。

場所にもよりますが、場合によってはふくらはぎ~膝下くらいまで水があるところもあり、油断するとちょっと服が濡れてしまうことも。

人々は最初にロウソクを1本渡され、水の中に設置されたラックにロウソクを並べて置きます。

願い事をしながら置くと、願いが叶うなんていうご利益も。

個人的には、付き合う直前のデート(?)なんかに凄くおすすめしていて、靴下を脱いで水に入るというちょっとだけ非日常的な体験を共有できるので、きっと2人の距離も縮まるはずです。

下鴨神社の参道にはずらりと屋台が並んでいるため、夏祭りらしい雰囲気を楽しむこともできます。

(屋台の中には、京都の地元のおっちゃんがやっている『わらび餅』などがあり、どこかにお店を出しているわけではないのでお祭りの時しか食べられないのですが、これがめちゃくちゃ絶品です。

屋台の中でも京都の味覚的なものを楽しめることも多いので、是非色々見て回ってみてください。) 

2.伏見稲荷神社の本宮祭について 

続いては、伏見稲荷神社の本宮祭です。この祭りは伏見稲荷神社の最も重要な年間行事の一つで、毎年7月上旬に開催されます。

祭りでは、神社の参道に大小さまざまな屋台が立ち並び、色とりどりの露店を楽しむことができます。

特に伏見稲荷神社でのこの祭りは、千本鳥居をや本殿のライトアップが非常に幻想的で、この時しか楽しめないお祭りとして、多くの人気を博しています。

どちらかと言うと、屋台を楽しむと言うよりは、本殿のライトアップや、千本鳥居のライトアップなどを含め、真っ赤にライトアップされた伏見稲荷神社で非日常感を味わう、と言った趣旨のものかもしれません。

ただ、参拝客には例えば露天で買ったキツネのお面をつけて楽しんでいるカップルもいますし、ところどころに喉の乾きを癒せる甘酒、冷やし飴などを売る売店などもあります。

いわゆる屋台と花火…みたいなお祭りではないですが、デートにもとても最適です。

敷地がとても広いので、人混みと言ってもある程度知れていると思いますし、山の上のほうまで歩くのは結構過酷なため、上に行けば行くほど人は減っていきます。

デートで行く場合は、彼女の体力なども考えつつ、是非登れるところまで登ってみてください。

 3.京都では外せない祇園祭

京都と言えばこの祇園祭を外すことはできません。

大迫力の山鉾が観光客を魅了する、京都を代表するお祭りですね。

あまりに有名すぎるこのお祭りを『普通の夏祭り』として挙げても良いものか迷いましたが、やっぱりこれを外して京都の夏祭りは語れないなということで、3番目に記載させていただきました。

祇園祭は祭りの中でも特に規模が大きく、全国から数多くの観光客が訪れます。

こちらの記事でも祇園祭の楽しみ方を紹介していますが、祇園祭はホコ天になる範囲も結構広く、その中でも『山鉾が出るエリア』『屋台が多く出るエリア』『通行規制が厳しいエリア』『お店が軒先で特別メニューを提供しているエリア』など、知っておいた方が良いポイントがいくつかあります。

祇園祭は、所謂普通の夏祭り的な楽しみ方ができる一方で、京都の本当の伝統に間近で触れることができる、ある意味少し変わったお祭りです。

また、これは先程の記事にも書いていますが、祇園祭は1ヶ月かけて開催され、メインの宵山などの日以外であっても、街中は祭りの熱気で溢れています。

是非、夏祭りの季節になりましたら、宵山当日だけでなく、祇園祭の期間に、四条河原町近辺に足を運んでみてください。

さらに、こちらの記事でもお話していますが、八坂神社では、お祭りに関係なく常に屋台が出ています。

もし浴衣で屋台と夏の熱気を楽しむような夏祭りを楽しまれたい方は、祇園祭の季節、宵山の当日を外して、少し人が少ないタイミングで八坂神社の参拝に行ってみてください。

夜はライトアップもしていますし、人混みを避けて"夏祭りらしさ"を楽しむなら、これが最適かもしれません。

4.大文字 五山送り火

夏祭りと言えば個人的には五山送り火は外せないイベントかなと思っています。

京都(京大)の大学生活を描いた森見登美彦の四畳半神話大系でも、意中の女の子を五山の送り火に誘うことが1つの軸になっています。

この送り火は、京都市内からでも見ることができ、その壮大な光景は訪れる人々を感動させます。

ただまあ、京都タワーなどに登らない限り、送り火を全ていっぺんに見るのは難しいため、基本的には自分の近くの文字1つの点灯を楽しむのが一般的です。

文字が見える近くのスポットには、近くのコンビニやスーパー、ラーメン屋などが軒先でフードやドリンクの販売を行っており、それを食べながら送り火を見るのも、とても楽しいものです。

1番盛り上がるのはやはり、出町柳の鴨川デルタ周辺、あるいは加茂大橋のあたりでしょう。

また、送り火の日は市内の飲食店や屋台では、特別なメニューが提供されることも多く、これもちょっと変わったお祭りとしておすすめです。

 5.貴船神社の七夕祭りとライトアップ【番外編】

最後に、貴船神社の七夕祭りとライトアップについて紹介します。

ここでは、毎年7月の七夕の期間に、神社の境内で特別な行事が開催されます。訪れる人々は、短冊に願い事を書いて笹に結びつけ、その後で境内をライトアップした風景を楽しむことができます。

このお祭りでは屋台などは出ていないものの、ライトアップされた貴船神社や、七夕飾りを楽しむことができます。

これもやはり、"特別感"を楽しむようなお祭りでしょうか。

屋台は全く出ないため番外編としましたが、個人的には、夏の暑い時期の避暑地にもなりますし、是非訪れて欲しいイベントの1つです。

また、嬉しいことに例えば『七夕1日だけ』と言ったお祭りではなく、1ヶ月半ほどはライトアップ期間がありますので、タイミングの良い時に参加できるのも大きなメリットですね。

以上が、京都で夏に楽しむことができる主な祭りとイベントです。

もちろん他のお伝統芸能的なお祭りも合わせればたくさんのお祭りが開催されますが、今回はあくまで、『自分の足で歩いて見て回る』『自分自身で体験する』に主眼を置き、その他の要素として、屋台の有無にも着目して紹介しています。

 

こうして紹介してみると、どの祭りも、伝統的な京都の風情を感じることができ、他の都道府県の一般的な花火大会や夏祭りとは、少し雰囲気が違うのかもしれません。

今年の夏は、ぜひ京都の祭りを体験してみてはいかがでしょうか。きっと思い出に残る体験となるでしょう。

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