京都 祇園祭のコンビニ事情!ダンボールを床を敷くのは何の対策?

夏の訪れと共に、京都の街は美しい灯籠の光と、躍動する祭りの音色で溢れかえります。

これは祇園祭の到来を告げるサインであり、長い歴史を持つこの祭りは、地元の人々だけでなく、遠くから訪れる観光客にとっても楽しみなイベントとなっています。

今回は、その祇園祭とコンビニ事情にスポットを当て、特に祭りの時期に見られる「ダンボール敷き」の事情について考察してみたいと思います。

祇園祭の時は軒先でフードやドリンクを売るコンビニも多い

祇園祭の時期は、京都全体が祭りの雰囲気に包まれ、多くの人々が街中を行き交います。

その中で、コンビニエンスストアも祭りの盛り上がりを支える重要な役割を果たしています。

特に、コンビニの軒先で販売されるフードやドリンクは、祭りを楽しみながら手軽に食事ができるという点で、多くの人々にとって欠かせない存在となっています。

2022年の祇園祭の際、店の軒先でフードを売っているのを確認したコンビニは、例えばローソン 室町錦小路店です。

https://www.e-map.ne.jp/p/lawson/dtl/287622/

からあげくんなどを軒先で販売し、多くの人が購入していました。

何故わざわざ祭りの日にコンビニでフードを購入するのか?と感じるかもしれませんが、祇園祭の屋台は凄まじい人混みです。

もちろん屋台ではビールも唐揚げも売っていますが、並ぶし高いし、となればコンビニでフードを調達したほうが早いと感じる人も多いでしょう。

こちらの記事でも紹介していますが、祇園祭のメインの楽しみ方は屋台巡りではなく、コンチキチンで有名な山鉾の独特な音色だったり、山鉾のライトアップの様子だったり、そういった伝統と文化を見るのが中心です。

コンビニで手軽にビールとフードを調達し、それを飲みながら祇園祭を楽しむ人はとても多いのです。

そう考えると、コンビニという現代の象徴のような存在と、祇園祭という平安時代にまでその起源が遡る伝統的なお祭りが融合しているようで、少し不思議な気持ちになります。

祇園祭の時のコンビニのダンボールについて

祇園祭の時期のコンビニエンスストアで特徴的なのが、床一面に敷かれたダンボールです。

これは一体何のために敷かれているのでしょうか?

単純ですがこのダンボール敷き、それは床が汚れるのを防ぐための対策なのです。

祭りの時期、大量の人々が訪れるコンビニエンスストアの店内は、飲食の痕跡や靴の土などで汚れやすい状況にあります。

前述のとおり、蓋のないビールなどを片手にコンビニに多くの人が入店するため、どうしても液体が床にこぼれたり、もっと酷いケースでは、酔っぱらった客が嘔吐するケースなどもあります。

祇園祭、屋台

大学の文化祭の時期、周囲のコンビニがトイレを封鎖することがありますが、少しそれと似ているかもしれません。

また、祇園祭の日はコンビニも売り上げが上がるそうですから、お客さんは歓迎したいという気持ちもあるのでしょう。

そこでダンボールを床に敷くことで、直接床が汚れるのを防ぎ、清掃の労力を軽減しつつ、普段より増えたお客さんの対応をするという効果が期待できます。

ダンボールは比較的安価で入手可能(なんならコンビニであれば仕入れの際のダンボールを使えるため、コストなしで利用可能)であり、使い終わった後はリサイクルすることも可能なので、エコロジーの観点からも効果的な対策と言えるでしょう。

「祇園祭ごみゼロ大作戦」など、祇園祭の際には「エコ」の観点も注目されているため、床汚れ対策にダンボールを使うのは非常に妥当なのでしょう。

さらに、これはコンビニの店員に聞いた話ですが、ダンボールを床に敷くことによって、ビールなどの液体をこぼした際、わざわざ床を拭かなくても、ダンボールがある程度吸収してくれるため、労力削減につながるという話もあります。

コンビニでビールを買って飲みながら祭りを楽しむ人も多い

祇園祭の醍醐味の一つは、祭りの賑わいをビール片手に楽しむことです。

祭りの露店ではビールの提供もありますが、その一方でコンビニで購入したビールを飲む人々も多く見受けられます。

これは価格の手頃さと、多種多様な商品の選択肢があるからです。

一般的に、祭りの露店で販売されるビールの価格はやや高めであり、一方でコンビニでは普段通りの価格で販売されています。

また、コンビニならではの品揃えも、ビールを選ぶ際の大きな魅力となります。

祇園祭の日、ビールを買おうとコンビニに入店すると、すべてのアサヒビール缶が売り切れていてびっくりしたことがあります。

屋台で売られているビールはクラフトビールなどで、多少高くてもそれはそれで買って飲む価値はありますが、コンビニで買った缶ビールを飲みながら食べ歩きを楽しむ人も多いので、祇園祭の中心地から少し離れた場所で、飲み物を調達してから祭りに参加してもよいかもしれません。

祇園祭という古き良き伝統と、現代のコンビニエンスストアが交わる場面は、まさに古と新が融合する日本の魅力を象徴しています。

京都を代表する夏祭りである祇園祭の現代の姿、心地よい風と共に、ぜひ体感してみてください。

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