【祇園祭の楽しみ方】宵山の回り方と屋台の見どころ解説!楽しくないは嘘

毎年7月に京都市で行われる祇園祭は、その規模と歴史、美しい山鉾や独特の雰囲気で知られています。

祭りが近づくと、街全体が祭りのエネルギーで満たされ、観光客や地元の人々で賑わいます。

祭りが始まる1ヶ月ほど前から、四条河原町周辺の街中、四条通では、コンチキチンのBGMが流れ始めます。

アーケードには提灯が飾られ、実は祇園祭が始まるだいぶ前から、街一体が祭りの雰囲気に包まれるのです。

その一方で、「祇園祭は混雑していて楽しめない」と感じる人もいるかもしれません。

しかし、祇園祭には多くの楽しみ方があります。適切な楽しみ方を知っていれば、祇園祭はとても楽しいイベントになります。

私自身、京都で大学生活を過ごしたにも関わらず、学生時代には『混んでるから』などと言って、祇園祭には参加していませんでした。

そこで今回は、祇園祭の本当の楽しみ方をご紹介したいと思います。

祇園祭の楽しみ方

祇園祭は長い歴史と伝統を持つ祭りです。

その楽しみ方はたしかに人それぞれですが、以下に幾つかのポイントを挙げてみます。

 まず、祇園祭は一日だけのイベントではありません。

祭りは一ヶ月にわたって様々な行事が行われますし、前述の通り、お祭りが始まる前から祇園祭の雰囲気だけで、なんとなく心が高揚するような気持ちになれると思います。

祇園祭と言えば、特に有名なのが山鉾巡行と宵山ですね。

これらのイベントのスケジュールを把握し、予め計画を立てることで混雑を避け、楽しく過ごすことができます。

また、祇園祭は京都らしいの文化や歴史を体験する絶好の機会です。

祇園祭りに参加することで、文字通り京都の伝統的な音楽や工芸、食事を楽しむことができます。

時代祭なども代表的な京都のお祭りではあるものの、祇園祭のような庶民みんなで参加して楽しむと言うよりは、『鑑賞』と言った性格のものです。

そう考えると、ご自身の足で実際に京都らしさを体感できるのは、祇園祭がまさに最適です。

ここまで漠然と祇園祭の良さをゴリ押ししてきましたが、京都らしい街並みは一年中いつでも見られますが、本当の伝統ある京都の姿を見るには、祇園祭に1度足を運んでいただくのが絶対に良いと、心から思います。

山鉾巡行の楽しみ方

山鉾巡行は祇園祭のハイライトであり、見逃せないイベントです。これは数十の山鉾が京都市内を練り歩く行事で、それぞれの山鉾は巧みに彫刻や絵画で飾られ、京都の工芸技術を見せつけます。

 山鉾巡行を楽しむための一つの方法は、早起きして良い観覧スポットを確保することです。

また、各山鉾が一番美しく見える角度や時間を事前に調べ、その場所に移動することもおすすめです。

祇園祭には有料観覧席などもありますが、どうも地元の人に話を聞くと、皆さん仲の良い京都人の方に頼んで、周辺のお店の2階だとか屋上だとか、そういうところから鑑賞させてもらうのが1番良いようです。

外から来られる観光客にいきなりそんなツテは無いと思いますが、京都にお住まいの方であれば、例えばバーの店主と仲良くなってみるとか、地元の定食屋さんの常連客と仲良くなってみるとか、そういったキッカケで、祇園祭を特等席で楽しめるチャンスが来るかもしれませんよ!

話は戻り、山鉾巡行当日に楽しむのが大変な場合は、巡行していない、設置された状態で鉾の写真を撮るなどの楽しみ方の方が良いかもしれません。

ちょっとこれまでの意見と矛盾しますが、山鉾巡行の観覧は結構過酷さを伴うので、良い席を確保できそうになければ、これだけはお家でテレビ中継を鑑賞しても良いかもしれません。

 見出し3:宵山の楽しみ方 宵山は祇園祭の期間中に開催される別のイベントで、この時期には山鉾が街角に設置され、夜間にライトアップされます。

宵山の期間中には、場合によっては各山鉾が開放され、内部を見学することができることもあります。

(これもよく言われるのは、祇園祭関係者に知り合いがいた場合、頼めば山鉾に乗せてくれる、というものです。)

ただし女性は山鉾には乗れないので、注意してください。

(やはり伝統あるお祭りだけに、『生理がある女性は穢れがあるからダメだ』といった風習が残っているようです。)

四条通のホコ天を楽しめるのは祇園祭だけ!

個人的に少しテンションが上がったのは、祇園祭の宵山当日には四条通が全てホコ天になることです。

普段は道路の真ん中なんて絶対に歩くことの出来ない四条通を、人が多いとは言え人の波に流されながら四条通を歩くのもまた、楽しみ方のひとつだと思います。

普段の四条通は到底道路の真ん中を歩くなど不可能で、四条通をど真ん中から見渡せる機会などありません。

(普段は大通りなので、真夜中でも車通りがバンバンあります。)

祇園祭の宵山の日は、四条通全体がホコ天になりますし、信号も止まっています。

道路としては完全に息が止まっているのに、そこを歩く人々は祭りの熱気に包まれているというちょっとした非日常感は、それだけでわくわくした気持ちになります。

ちょっとコアな楽しみ方かもしれませんが、一度そういう視点を持って、四条通のホコ天を歩いてみてください。

祇園祭にはいつ行けば良いの?

 宵山を最大限に楽しむためには、夜の訪問がおすすめです。

ライトアップされた山鉾は、昼間とは全く違った神秘的な美しさを放ちます。

また、各山鉾には地元の町内会が出店を設け、美味しい地元の料理や飲み物を楽しむことができます。

(夜限定で軒先で抹茶系のドリンクやビール、地酒などのアルコールを売り出すお店もあります。

逆に、角煮コロッケをはじめとした、四条烏丸界隈の有名飲食店(有名飲食店というか、祇園祭限定商品が有名なお店)は昼のうちに早々に商品が売り切れてしまうので、昼間の訪問をおすすめします。

つまり、風景やライトアップなどの「幻想的な祇園祭本番」を楽しみたい場合は圧倒的に夜がおすすめですが、特定のお店の祇園祭限定商品などを狙っている場合には、昼間、なんなら朝の早いうちに訪れることをおすすめします。

(先ほど少し触れた「角煮コロッケ」は、まんざら亭という四条烏丸周辺のお店が、祇園祭の1日のみ売り出す超人気商品です。

私も去年角煮コロッケを食べようと買いに行きましたが、どうやら昼過ぎには売り切れていたようで、日中も150人待ちの行列ができていた、なんて話もあります。

屋台が無理ならコンビニやお店へ

祇園祭では多くの屋台が立ち並ぶため、つい『お祭りだし屋台でなにか買おう!』となるのですが、祇園祭の楽しみ方としては、屋台は実はあまりおすすめできません。

まず、屋台が多く立ち並ぶのは四条河原町から歩くこと10分程度の、四条烏丸周辺です。

このあたりは通行規制がかなり厳しく、目当てのお店に辿り着くのに本当に苦労します。

(いつまでも一方通行、曲がりたいところで道が封鎖されているため、2分先の場所に行くために10分以上かかるなど)

まあこれが『祇園祭楽しくない』なんて言われる原因の一つなのですが、実は祇園祭の時には、各コンビニやラーメン屋、カフェ、レストランなども店先で祇園祭向けの飲食物を販売しています。

そういった情報はお店が公式SNSなどで発表していたりするので、事前にチェックしても良いでしょう。

屋台は激混みな上に一般的な祭りらしいものしか売っていませんが、こういったお店の軒先で売られているものは、祇園祭の時限定の名物なども多いので、是非事前にリサーチしてみてください。

個人的には、寺町通や新京極通などのアーケード内のお店も多いので、そちらを歩いてみるのもおすすめです。

祇園祭を楽しくないという人がいるが、そんなことはない

祇園祭は、混雑や暑さ、長時間の待ち時間などで、「楽しくない」と感じる人もいるかもしれません。

知り合いの男性は『歴代彼女を祇園祭に連れてきたけど、みんな途中でメンタルヘラって怒っちゃった』みたいな話をしていたので、祇園祭どれだけ恐ろしいのか……!という感じです。

ただ、これらの困難を乗り越えて祇園祭を体験する価値は十分にあります。 

混雑はある程度仕方ありませんが、前述のように無闇に通行規制エリアに近づき過ぎないことや、暑さ対策としては、水分補給をこまめに行ったり、日陰として利用できるデパートなどをある程度把握しておくことが大切です。

(このあたりだと高島屋、藤井大丸などが大きな商業施設ですね。)

何より、祇園祭はその地元の文化と歴史、人々の熱意を感じる絶好の機会です。

祭りの雰囲気に身を任せ、京都の人々と一緒に祇園祭を楽しむことで、一生の思い出に残る体験ができるでしょう。 

たぶん『楽しくない』と言っている人は、普通の屋台が無限に立ち並ぶ夏祭りみたいなものを想像しているから、ではないかと思います。

(あと、単純に歩いているエリアが違う、みたいなのはあるかもしれません。

私も昔、八坂神社の付近だけウロウロして、『祇園祭って八坂神社のお祭りだからこのへん来てみたけど、あんま何も無いじゃん』と言って帰ってしまったことがあります……恥ずかしい……)

確かな屋台は多く出るものの、祇園祭の楽しみ方は、まさに伝統と文化、雰囲気、非日常感、そんな中にある京都らしさ、そういう類のものだと思うのです。

 祇園祭は、その長い歴史と伝統、美しい山鉾、そして人々の熱意が生み出す一大イベントです。

その楽しみ方は確かに無数にあり、それぞれの人が自分だけの楽しみ方を見つけることができれば最高でしょう。

普通の夏祭りとは似て非なるもの、それが祇園祭です。

祇園祭でしか味わえない、京都の夏の魅力をぜひ存分に楽しんでください。

そして、祇園祭が「楽しくない」という声があるなら、是非次回の祇園祭に、今回お話した心持ちで訪れてみてください。

そして祇園祭の魅力を自身の体験として感じ取ってみてください。

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